昼夜の寒暖差

天野さんのすいか園地は、山形県の北部に位置し、奥羽山脈や出羽丘陵などの山々に囲まれた盆地にあります。

日中は気温35度まで上がり、朝晩と10度以上の寒暖差があるのが特徴です。

「尾花沢のすいかがシャキッとしているのは、昼と夜の寒暖差が大きいからだよ！」

土壌は火山灰土

土壌は、黒色がかった火山灰土　”黒ボク土（こくぼくど）” です。

黒ボク土からできた土壌は水はけが良いため、成長期に水を嫌うすいかの栽培には最適です。

また尾花沢は日本でも有数の豪雪地帯であり、春には山々からの雪解け水が流れ、それによってすいかがみずみずしく育ちます。

［自然の恩恵をうける　尾花沢すいか］

苗づくりからのすいか栽培

天野さんのすいかはどれを食べても美味しい。一度食べれば、それがお分かりいただけるかと思います。

毎年リピーターさんが買っていかれるのも、その美味しさには裏切られないことがわかっているからでしょう。

美味しさの秘訣は、天野さんが自ら”苗づくり”から始まり、”堆肥づくり”、”土づくり”、とトータルですいかを育てていることにありました。

「苗の良しあしを見分ける ”目利き力” は ある｡」天野さんは言い切ります。

わたしたちはすいかを食べるときに、苗のことや堆肥のことを考えたりしませんが、丸くて大きなすいかが、高品質な苗から大切に育まれたことを思うと、より有難く美味しく召し上がっていただけるのではないでしょうか。

［苗床］

連作障害の対策

同じ土地に毎年続けて同じ作物を作ることを「連作」と言います。

連作をすると、土の中の微生物が偏り 病原菌や 有害線虫が増え、土の中のバランスが偏り養分が少なくなります。

そして成長が悪く、病気にかかりやすくなります。

天野さんの畑では、1シーズン使った畑は休ませながら、別の畑で栽培し、連作をしないようにしています。

言葉では簡単でも、すいか畑を順番に使って休ませるということは、並大抵なことではなく、常に広大な土地を確保しなければ実現しません。

［果てしなく続く、広大なすいか畑］

先祖代々土地を引き継ぎ、また土地を買い足し広げていき、畑を維持しているからこそ、スイカにストレスのかからない栽培が出来ているのですね。

「栽培でしんどいのは、この暑さ！！！！！」

暑さが一番しんどいと、天野さんはおっしゃいました。年々、暑くなる時期が早まっているといいます。

過酷な労働環境でいるから、労働環境を整えないと、人を集められない　というのも、長年の課題です。

気温35度を超える畑で、間引きをして、日よけのカサをかぶせます。

人の手がないとできない作業が多くあります。

収穫をするときには、すいかの重量も増えます。

すいか農家は農家の中でも特に重労働で、日本ではスイカ農家が一番最初になくなるのではないかと言われる程ですが、手間をかけてでも、代々すいかを育て続けてくださる天野さんには、尊敬の念と感謝の気持ちしかありません。

気候・土・雪解け水・自然の恩恵を受け、そして天野さんの丁寧な仕事によって作られたスイカ。

冷やしてからお召し上がりください。真っ赤で緻密で甘く、噛むとシャリッッ！！！夏はこの味です。

黄色い箱の中に2玉入れてお届けします。

期間限定、数量限定につき、お早目にご注文下さい。

ご自宅用はもちろん、贈答用にもご利用いただけます。